テン1Fスピードとは?競馬予想に活かす見方と分析方法
競馬予想において「テン1Fスピード」は、レースの展開を読み解く重要な指標です。このページでは、テン1Fスピードの意味から実際の予想への活用方法まで詳しく解説します。
テン1Fスピードとは
テン1Fスピードとは、スタートから最初の1ハロン(約200m)の時速(km/h)を算出したものです。
- テン = 「最初」「冒頭」を意味する競馬用語
- 1F = 1ハロン(Furlong)= 約200m
つまり「テン1Fスピード」は、レーススタート直後の馬のスピード(時速)を示す数値であり、スタートダッシュの良し悪しを測る指標でもあります。

JRAレース映像では、赤枠部分に逃げ馬の時速がリアルタイムで表示されます。
なぜテン1Fスピードが重要なのか
1. ペース判断の基準になる
テン1Fが速ければハイペース、遅ければスローペースになりやすい傾向があります。ペースによって有利な脚質が変わるため、展開予想の土台となります。
| ペース | 有利な脚質 |
|---|---|
| ハイペース | 差し・追込 |
| スローペース | 逃げ・先行 |
| ミドルペース | 総合力勝負 |
2. 先行馬の質がわかる
テン1Fが速いのに好走できる馬は、スピードの持続力が高い証拠です。逆に、テン1Fが遅いレースでしか好走できない馬は、ペースが上がると苦しくなる可能性があります。
3. 展開予想に直結する
出走馬の過去のテン1Fを見ることで、「このレースはハイペースになりそう」「スローの上がり勝負になりそう」といった展開予想が可能になります。
テン1Fスピードの目安
過去5年間のJRAレースデータを分析した結果、距離別の目安は以下の通りです。
芝コース 距離別テン1Fスピード目安
| 距離 | 速い | 普通 | 遅い | レース数 |
|---|---|---|---|---|
| 1000m | 60.5km/h超 | 60.5〜60.0km/h | 60.0km/h未満 | 117 |
| 1200m | 60.0km/h超 | 60.0〜59.0km/h | 59.0km/h未満 | 1,548 |
| 1400m | 58.5km/h超 | 58.5〜57.6km/h | 57.6km/h未満 | 818 |
| 1600m | 58.1km/h超 | 58.1〜56.7km/h | 56.7km/h未満 | 1,470 |
| 1800m | 57.1km/h超 | 57.1〜56.3km/h | 56.3km/h未満 | 1,522 |
| 2000m | 57.1km/h超 | 57.1〜56.3km/h | 56.3km/h未満 | 1,711 |
| 2200m | 57.1km/h超 | 57.1〜56.3km/h | 56.3km/h未満 | 352 |
| 2400m | 56.7km/h超 | 56.7〜55.8km/h | 55.8km/h未満 | 297 |
| 2600m | 56.3km/h超 | 56.3〜55.4km/h | 55.4km/h未満 | 200 |
ダートコース 距離別テン1Fスピード目安
| 距離 | 速い | 普通 | 遅い | レース数 |
|---|---|---|---|---|
| 1000m | 59.5km/h超 | 59.5〜58.5km/h | 58.5km/h未満 | 345 |
| 1200m | 60.0km/h超 | 60.0〜58.5km/h | 58.5km/h未満 | 1,686 |
| 1400m | 59.0km/h超 | 59.0〜58.1km/h | 58.1km/h未満 | 1,369 |
| 1600m | 58.5km/h超 | 58.5〜57.6km/h | 57.6km/h未満 | 565 |
| 1800m | 57.1km/h超 | 57.1〜55.8km/h | 55.8km/h未満 | 2,462 |
| 2000m | 56.7km/h超 | 56.7〜55.8km/h | 55.8km/h未満 | 109 |
| 2400m | 55.4km/h超 | 55.4〜54.5km/h | 54.5km/h未満 | 89 |
ポイント
- 短距離(1000〜1200m) は60km/h前後が基準
- マイル(1600m) は57〜58km/h
- 中距離(1800〜2200m) は56〜57km/h
- 長距離(2400m〜) は55〜56km/h
距離が伸びるほど、テン1Fも落ち着く傾向があります。
※馬場状態(良・稍重・重・不良)によっても変動します。
※2025年末までのJRAレースデータより算出。
※スピード差はわずかに見えますが、競馬では0.5km/hの差が勝敗を分けることも。時間にすると約0.3秒、距離にして約1馬身の差です。
当サイトでの活用方法
当サイトでは、各レースの過去データ分析においてテン1Fスピードを独自に集計しています。
分析の流れ
1. 過去の好走馬のテン1Fを集計
- 1〜3着馬がどのくらいのテン1Fで好走したかを調査
2. 傾向を把握
- 「このレースはテン1Fが速い馬が有利」
- 「スローペースからの上がり勝負になりやすい」
- などの傾向を導き出す
3. 出走馬との照合
- 今年の出走馬の前走テン1F、近走のテン1F、過去最高のテン1Fと照合
- 傾向に合う馬をピックアップ
具体的な見方
当サイトの詳細データ表では、以下のような形式でテン1Fスピードを掲載しています。
| 年 | 馬名 | テン1Fsp |
|---|---|---|
| 2025 | サンプルホース | 58.5km/h |
| 2024 | サンプルホース2 | 59.5km/h |
重賞分析記事では、過去の好走馬のテン1Fスピードを一覧で確認できます。
見るべきポイント
- 好走馬のテン1Fに共通点があるか
- 例:「好走馬は全員テン1F 59.0km/h以上」→ ある程度のスピードが必要
- 極端に速い・遅いテン1Fの馬の成績
- 例:「テン1F 61.0km/h以上の馬は苦戦傾向」→ ペースが速すぎると後半バテる
- コース・距離との相関
- 小回りコースはテン1Fが速くなりやすい
- 長距離戦はテン1Fが遅くなりやすい
テン1Fと上がり3Fの関係
テン1Fスピードは上がり3Fタイムとセットで見ると、より精度の高い予想ができます。
| パターン | 特徴 | 向いている馬 |
|---|---|---|
| テン1F速い+上がり速い | 総合力が高い | 実力上位馬 |
| テン1F速い+上がり遅い | 前半で脚を使い切る | 逃げ馬、短距離向き |
| テン1F遅い+上がり速い | 瞬発力勝負 | 差し・追込馬 |
| テン1F遅い+上がり遅い | 消耗戦 | スタミナ型 |
まとめ
- テン1Fスピードはレース序盤のペースを示す重要指標
- ペース判断、展開予想、馬の適性判断に活用できる
- 当サイトでは各レース分析で独自に集計・掲載
- 上がり3Fタイムとセットで見ると予想精度が向上
各レースの分析ページで、ぜひテン1Fスピードにも注目してみてください。


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